« マスコミが批判できない党 | トップページ | ワンフレーズに踊る »

介護労働を誰が担うのか

介護労働者のうち「3 年のうちに離職する介護職員は44 に達します。低賃金と過重労働が主要な原因です。収入は夜勤があれば20 万円程度の人が多いですが、へルパーは10 万円に届かない介護報酬と補助金増やして人が多いので丈人手不足から介護事故が頻発しており、利用者にとっても大問題です。職員の労働災害も増えています。」(東京介護福祉労働組合・清沢聖子書記長の話/赤旗日曜版)

それなのに、介護報酬が3%上がるからと喜んでいますが、連続してのマイナス査定で4.7%も下がっているのです。与党は社会保障費の削減のために消費税をアップしたいらしい。だが、これまで消費税アップしても介護報酬は下がり、保険料は上がっています。そして、ほぼ増税分が企業減税に相当する額になっています。

ある有料老人ホームの職員は「月給は手取り13万円。職員の入れ替わりも激しく、月8日の休みも、6日あれば良い方だった。 大学時代の同級生と同居しているから、何とか暮らせている。生活費を節約しようと、夕食の予算は2人で1回1000円。野菜が安い日を狙ってスーパーに行く。友人は衣料品店に勤め、手取りは月16万円。「気楽で楽しいよ」という言葉がうらやましくなっていった。」(西日本新聞)介護職員は敬遠される仕事となり、専門学校も閉鎖されるところが出てきました。

ところが、「神風」 金融危機で非正規労働者の解雇が続き、介護職員にまわしたらという論調が広がっています。たしかに、不況時に福祉系職員は確保できました。ところが景気回復すれば敬遠されます。そして、不況時に、余った人間をまわせという発想は「きちんとした研修」をないがしろにして、素人の対応になる可能性をはらんでいます。本来なら、対人援助という尊敬される高給の仕事でないといけないのが、失業対策となり、より安く使うために、報酬を抑制することになるのではないと思います。さらに、外国人の介護職員確保も進んでいます。本当に不況で日本人に仕事がなくなったときに、外国人排斥や安い労働力としてのみに使われることはないか。その意味では、共産党も先の新聞で非正規労働者を介護職員に言っていた。現状のままでそういう誘導をしてどのような結果になるかについての前提が欠けているように思えます。本当にそれでいいのか。

P1010023

ブラジル人の来日は、バブル真っ最中の90年に日系人の定住を認める改正入管法が施行されたことで盛んになった。自動車産業や食品加工などで生産の現場を担い、08年には約32万人に増えた。定住志向が強まっているが、不況で真っ先に解雇され、言葉の問題で学校になじめない子どもも多い。朝日新聞

外国人労働者を受け入れるにはきちんとした受け入れの考え方を国民に伝える必要があります

|

« マスコミが批判できない党 | トップページ | ワンフレーズに踊る »

介護」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 介護労働を誰が担うのか:

« マスコミが批判できない党 | トップページ | ワンフレーズに踊る »