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老いをたのしむ-谷川さんの場合

詩人の谷川俊太郎さん『ひとり暮らし』には次のように述べているところがあります。

だがそういう私にも老いはちゃんとやってくる。昔からスポーツもやらないし大酒も飲まず徹夜もほとんどしなかったから、若いころに比べて体力が落ちたという嘆きはないが、四十代から老眼、乱視だし、歯も惨憺たる有り様だ。老眼鏡や入れ歯を受け入れることにまったく抵抗がなかったといえば嘘になるが、私には老いにあらがう気持ちは薄い。老いには老いの面白味があって、それを可能な限り楽しみたいという気持ちのほうが強い。だが老いを楽しみ面白がるのはもちろん、からだのほうではなくこころのほうである。
年とって短気になる人もいるし、年とって呑気になる人もいる。健康に恵まれているおかげか、人生が一段落してさまざまなストレスが減ったせいか、私は年をとるにつれて自分がいいかげんになっていくような気がする。若いころは気になっていたことが気にならなくなった、若いころはどうしても欲しいものがあったが、そういうものも少なくなった。年とって自分が前よりも自由になったと感じる。これはしかし感受性の鈍化かもしれない、感情が平坦になってきているのかもしれない。まあどっちにころんでもたいしたことないやと思えるのは、死が近づいているからだろう。

谷川さんのお母さんの介護などの話しもありますが、福岡市の宅老所の支援の集まりなどにも来られました。若々しい感じがします。今を楽しんでおられるからかもしれません。

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